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太極拳養生が求める健康の神髄


太極拳を習い続けている人達にその理由を聞いてみると
健康のためと答える人がやはり多いのではないでしょうか。
ところが、「健康」の定義を聞かせてもらってみると、
そのイメージは見事なまでにバラバラです。
内容のズレも多少ありますし、強調面の違いもあります。
では、太極拳の鍛錬が求める健康イメージとは、
いったいどんなものなのでしょうか?

個人的な観点ではありますが
有名な専門著作『十三勢行功歌訣』に記述された通り
「延年益寿不老春」ということなのではないかと思っています。
この歌訣は、三つの健康ポイントを述べています。
即ち「延年益寿」「不老」「春」です。

「延年益寿」とは、寿命を長く延ばすことです。
中国の伝統的な習慣には「長命百歳」という祝賀の言葉があり、
百歳になることが長生きかどうかの標準という意味です。
何故なら、昔の平均寿命は五、六十歳ぐらいだったわけです。
ですから孔子も「人生七十古来稀」と感嘆したのです。
しかし、いまはもう百歳を越える方も珍しくはないでしょう。
できることならもっと長生きしたいと皆が思っていることでしょう。

「不老」とは、身体機能が老けない様子のことです。
しかしこれは現代人がいつまでも若々しくありたい、
若さを保ちたいと思う気持ちとは違うように思います。
カラダの外見ではなく、身体の機能を指しているのです。
たとえば太極拳を行うことによって
筋肉や関節、運動神経や脳が連携してはたらくことで
直接的に機能を促進できます。
また、循環器系や内分泌器系、自律神経、
消化器系などにも関与するので、
間接的にそれらの機能の調整も期待できると思います。

「春」とは、万物が春の時期にいるように
生命力が旺盛であるという意味です。
要は、生命の状態もまた健康の標識であるということです。
何もやる気がしない、くたびれたように見えるカラダは
病院の検査結果が正常範囲にあったとしても
健康とは言えませんということです。

以上の内容をとりまとめますと、
太極拳養生が強調する健康イメージは、
三つの要素からなります。
それらは「時間」「機能」「状態」です。
別の言い方をすれば、
太極拳養生は、
「寿命を延ばす」
「身体機能を促進する」
「生命状態を良くする」
これら三つの要素を踏まえて心身を鍛えて、
心身の機能と状態の整えを行います。



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